Panasonic 基準ViVi アシスト新基準にモーター交換                                                      2016/08/15 UPDATE
                            
ja8oxy@yahoo.co.jp     Toshio Kawasome
                                                                                                                MURORAN HOKKAIDO JAPAN


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概要: 当家の位置は標高25mほどの山の中腹、そこに上る道が急坂で、マウンテンバイクでも、極低速でも、厳しい。
冬はロードヒーティングになっていることからも、かなりの急な坂道であることが想像できると思います。
したがって、アシスト自転車への期待はスピードではなく急な坂を楽に登ることです。

旧基準のViVi

BE−EBWL63G

10年以上前に写真のViViをアシスト車としては、3代目で車重20kgを切っていたので購入。3段変速を7段内装に交換して、
リヤのバブスプロケットを大きめに交換していたが

パワーモードでもやっと上れる程度の急な坂道、若い頃はマウンテンバイクよりは、楽に上がれたけど、だんだん辛くなったので、新基準に更新した。

更新した新基準の ビビ・ライト・U

新基準のビビも購入と同時に、内装3段を旧ViViから取り外した内装7段に変更、
ハンドルもストレートに、リアの荷台撤去、スタンドを変更(内装8段、11段というのもあるようです)

この状態で、いつもの坂を登って驚いた。低速側1−3段のどこの位置でも楽々登れる。
しかも、歩いて250歩を登るより楽だ。バッテリーは6.6AH 
リチュームイオン電池で旧モデルの2倍以上の容量がある。車体重量は2−3kg重たくなった。


旧基準も何とかならないかと、色々といじり回してみた。BE−EBWL63G
のモーターユニット左の二重になっているのが、アシストギア、この2枚でタメしてみた
モーターの内部(モーターは単なるDCモーター)トルクセンサーは左のシャフトの下



                                       右のシャフトにはホール素子の速度センサーがあるようだ。

アシストギアの歯数を少なくすればよいのではと思い。14T−>7Tに削り、変更した見た。

 結果: 体感的には何も変わらない。

アシストギアの歯数を逆もたしかめた。14T−>18Tに変更した見た。

 結果: 体感的には何も変わらない。

アシストギアを替えても、トルクセンサーが適切に人力とモーター電力が1:1を維持してくれるようだ。
アシストギアの歯数を多くすると、10km/hまで1:1を維持するものが12km/hまで1:1を維持するようになると、
どこかのHpageに書いてあったけど
私は減速比を大きくしているので、体感できなかったし、速度を上げるのが目的ではなく、坂を登るのが目的なので意味がない。

旧基準のモーターでは、どうがんばっても1:2にする事は不可能、唯一できそうなのは、モーターを直接バッテリーにつなぐ事くらい。
それにはアシストと直結の切り替えスイッチとON/OFFの制御装置。出来ないことは無いがそれではつまらないので、
新基準のモーターを手に入れることにした。
オークションで手に入れた新基準らしいモーターユニット ¥11,000に送料¥1500


リチュームグリースがあっちこっちに付着、アルミケースも変色していたし、クランクも曲がっていた(事前予告有り)。
高圧蒸気で洗浄後、浸透潤滑材を散布した。ペダルギアはサークルクリップで留めてあり、外して洗浄しました。
リチュームイオン電池をつなぐと、手元スイッチのLCDには、キチント表示が出ていた。

ところが、このViViはニッケル水素電池で取り付け位置も狭く、リチュームイオン電池は、
取り付け不可能ではないがかなり難しくなる。
広げるには、電池取り外しのキーユニットを取り外さないとならない。

あきらめて、ニッケル水素をつないでテストしたら、LCDの表示は不良だけど、モーターは動く。
電圧はニッケル水素も、リチュームイオンもほぼ同じ29.3Vと、測定結果がでた。
リチュームは3P端子で、電池温度検出電圧が出ている。

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メーカー: パナソニック Panasonic
型番: NKY140B02
純正電圧: 24V / 純正容量: 2.8Ah (Ni-MH)

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現在+とGNDだけで、試乗している。ときどき、電源が落ちる症状がでているが、大きな問題とは考えていません。
22.4Vをニッケル水素電池から取り出すために、インバーターユニット使ってみた。
ちなみに、GNDとCの間には電圧は出ない。

写真右のインバーターは無くても走行には問題ないが、35Vまでの入力で出力も
30V位まで出せそうなので22.4Vは問題なさそう。

都合良く+が共通なので、左のような電圧の状態になる。
リチュームイオン電池のCの電圧は温度で変化するのかもしれないけど、とりあえず、ごまかしてみる。

  

結果: LCDの表示のエラーには関係なさそうです。結局取り外しました。
    LCDの表示は、急な坂で、負荷が大きくなったりすると、100%となり、
    電池マークもフル充電状態になることがよくあります。
    電圧降下でも見ているのかな?

ときどき、電源が落ちる症状が出ていたが、
バッテリーコネクタの取り付けボルトがじゃまをして接触不良になっていたようです。

左は電源を入れた状態                 右は、急な坂を5mほど登ると100%と表示される。

電源を入れると、たいがいの場合LEDの前照灯が自動点灯するのが不便、夜は100%乗らないしね。
パワーとランプのLEDは点灯している状態なのだけど、写真には写らなかった。

新基準モーターの取り付け

パーツを交換するにはペダルクランクのプラカバーを外し、BOXでナットを外し、
クランクを抜き取る特殊な工具が必要です。自転車屋さんで貸して貰っていたけど
不便なのでネットで購入しました。5−600円くらいで、沖縄からやって来ました。

モーターの幅が旧型より広いので、取り付け部のアルミをサンダーで2mm+2mm両サイドを全3ケ所を削り落とした。
(円形の光っている部分)
2ヶ所のボルトホールは、使えるのだが、使うとモーター後部が落ちたようにとりついてしまう。
右のようにアルミのステーを使い4ヶ所で固定した。

 

このような、感じで、現在乗れてます。                     既設のボルトホールを利用したとき
                                     
ステーを使い水平にした。

さすがに、新基準。急な坂道も楽々と上がります。完全に歩くより楽です。ギア最低速で出足は軽く漕ぐと、勝手に進む感じです。
ただし、速度は全く出ませんが、最速でも10km/h以下だと思う。実測してみます。

どのくらいの距離を走れるのか不明ですが、急な坂道を登るには、電池が満充電から残LEDが3つくらいまでなら、軽く上がれるが、
残り2個だと重く感じた。長くは乗れないみたいな気がする。当家から繁華街の往復3キロは問題なさそうですが。。。
小型のリチュームイオン電池を見つけて、交換したいものです。
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☆ 問題点 ★
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モーターの取り付け位置が以前より下がったので、内側ペダルを下げた状態で旋回すると路面と接触するので、注意が必要です。